Aller au contenu

Utilisateur:Oncle Tom/Bac2

Une page de Wikipédia, l'encyclopédie libre.

Traduction Babelfish


放送終了後の各社動向

[modifier | modifier le code]

この後セントギガはパソコンなど他の受信端末を利用した新たなデータ放送の実施に向け、自局のホームページにおいて再度スポンサーを募った。サテラビューの実績や、BSアナログ放送とBSデジタル放送で同一の内容を放送するサイマル放送が可能である利点を強調したが参入希望者は現れず、データ放送は二度と再開される事はなかった。

またセントギガ自身は2001年に倒産、2002年にはコンテンツ事業を手がけるワイヤービー傘下となり経営再建が図られていたものの、このワイヤービーは2003年10月1日に別会社であるワールド・インディペンデント・ネットワークス・ジャパンへ放送事業を譲渡した後破産したためすでに存在しない。

一方任天堂はインターネットを利用したネットワークサービスとして、2000年には64DDによる「ランドネット」を、2001年には携帯電話ゲームボーイカラー及びゲームボーイアドバンスを端末とする「モバイルシステムGB」を展開したが、いずれも加入者が伸びなかったことからわずか1年でサービスの提供を終了した。これらの事業が失敗に終わったことにより、ニンテンドーゲームキューブにおいては外部ネットワークへの接続に対して消極的な方針を取ることとなる。ゲームキューブ用の通信機器は他社のソフトに後押しされる形で発売され、自社では通信機能に対応したソフトを発売しなかった。ネットワーク事業への再挑戦は2005年のニンテンドーDSを対象としたニンテンドーWi-Fiコネクションまで待つこととなる。


ハードウェア構成

[modifier | modifier le code]

frame|right|機器の接続方法と信号の流れ

データ放送を受信するためのシステムは以下の「サテラビューセット」に加え、スーパーファミコン本体、BSチューナー(もしくはテレビ、ビデオデッキなどBSチューナー内蔵機器)とBSアンテナという数多くの機器で構成されていた。データ放送の性質上、デジタルデータの再送信ができないケーブルテレビや一部の共同住宅では受信できなかったことも普及を妨げたといえる。

  • サテラビュー本体(SHVC-029)
    スーパーファミコン底面のコネクタに接続するデータ放送受信ユニット。BSチューナーのビットストリーム端子から出力されたデータやPCM音声放送を受信し、スーパーファミコン本体へ送る。内部には拡張コネクタが用意されており、電話回線やゲームボーイとの接続も計画されていたが、実現することは無かった。
  • 衛星放送専用カセット『BS-X それは名前を盗まれた街の物語』(SHVC-028)
    データを受信し実行するためのメニューアプリケーションを搭載したカセット。電源を投入するとタイトル画面に続きRPGに出てくるような街が現れ、街の中に点在する建物に入ることでデータの受信や実行を行うことができた。受信したゲームの進行状況や得点などのセーブデータはこちらのバックアップRAMに記録される
  • 8メガメモリーパック(SHVC-031)
    ダウンロードしたゲームデータを記録するためのメモリーカートリッジ。BS-Xや衛星放送対応カセットのコネクタに差し込んで使用する。容量8Mビットのフラッシュメモリーを搭載しており、データの書き換えや半永久的な保存が可能。本体セットには1つ同梱されていたが、後に追加用として「サテラビューサービスセンター」経由での通信販売や、サテラビュー取扱店での市販もされた。
  • AVセレクタ(SHVC-030)
    BS機器とスーパーファミコンの映像、音声を切り換える機器。通常はBSチューナーからの映像、音声をテレビに中継しているが、スーパーファミコンの電源が入れられると同時にゲーム画面をテレビに表示させる。この他電源とビットストリーム信号をサテラビュー本体へ中継するという役割を持つ。
  • ACアダプタ(SHVC-32)
    サテラビューとAVセレクタ、スーパーファミコン本体へ電源を供給するための機器。プラグの形状が異なるためスーパーファミコン本体には直接接続できない。全ての電源はこのサテラビュー用ACアダプタで供給されるため、スーパーファミコン用のACアダプタ(HVC-002)は不要である。
  • 電源中継ボックス(SHVC-033)
    サテラビューからスーパーファミコン本体へ電源を供給するための機器。

サテラビューセットにはこれらの機器の他、各機器の概要説明を行う取扱説明書、BS-Xの内容と操作方法を解説したBS-X取扱説明書、サテラビューセットとBSチューナーとの接続方法を解説した接続説明書の3冊が同梱された。

番組内容の変遷

[modifier | modifier le code]

この項目では年度による放送内容の特徴と変化を紹介する。放送開始当初からサテラビューを所有していたユーザーの間では、番組が充実していたのは1995年度という意見が多い。

放送開始当初はスーパーファミコン市場がまだ健在であったことから、ゲームはオリジナル作品、体験版とも各メーカーから供給され、毎週新しい作品が追加、放送された。ゲームの他には毎日パーソナリティが交代する『放課後の王様』など、一般のラジオ放送と同様に「プレイヤー」(注2)の投稿を読み、J-POPなどの音楽を流しながら進行するパーソナリティ番組、音楽情報や電子媒体上の漫画(いわゆるデジタルコミック)を掲載した雑誌感覚のマガジン番組等、ゲームの枠にとらわれない多様な番組が放送されていた。

しかし1996年3月末、ゲーム情報番組『ゲーム虎の大穴』などで「翌年度(1996年4月)からは放送内容をゲーム中心に変更する」とのアナウンスがユーザーに向けてなされた上、音声連動番組の目玉となっていたパーソナリティ番組のほとんどが終了した。これらの変更はいずれもサテラビューの普及が予想を下回ったことによる事業の縮小とも受け取れるものであった。

注2:サテラビューの番組内ではリスナーや視聴者のことをあえてこう呼び、パーソナリティが番組に寄せられた投稿を読むときは「プレイヤーネーム」と前置きした上でペンネームを紹介するのが通例であった。略称はペンネームと同じP.N。

実際に1996年度に入ると番組スケジュールは日替わり編成から週替わり編成となる。番組は以下のような内容で占められ、放送時間の大半がこれらの再放送という状態に陥った。

  • ゲームの話題を主としたパーソナリティ番組が週3番組
  • およそ1作品×4話という月単位のペースで供給されるサウンドリンクゲーム
  • わずかなオリジナルゲーム。1995年度に放送されたゲームのうち、パーソナリティをキャラクターに起用していた作品は再放送ができなかった。
  • オリジナルゲームの不足を補うかのように登場したゲームベストセレクション
  • スーパーファミコン用ソフトの発売が減少したことにより、定期的な供給が行われなくなった体験版
  • NINTENDO64やゲームボーイなどの新作情報を伝えるパーソナリティ番組が週1番組

このようなゲーム偏重の番組編成を失敗と捉えたのかは定かではないが、10月からは映画や心理テスト、旅などゲーム以外の情報を提供するマガジン番組が追加されている。

1997年度には音声連動番組の放送時間が2時間に短縮され、パーソナリティ番組が完全に終了したものの、定期的にイベント用オリジナルゲームを放送する企画マンスリーイベントの開始や、1回もしくは2回という短期間で完結するゲームを多く放送するというサウンドリンクゲームの路線変更、マガジン番組の更なる増加などで番組編成のテコ入れが図られた。

1998年度は音声連動番組が1時間に短縮され、サウンドリンクゲームはサテラQを除き再放送のみとなったが、マガジン番組は相変わらず新番組が製作された。しかしマンスリーイベントは終了し、秋から冬にかけて番組受信メニューは今までの街からサテラガイドという文字と画像のみで構成された単純なものに徐々に移行していった。

1999年度・2000年度

[modifier | modifier le code]

セントギガ単独運営となった1999年度に入ると番組受信メニューはサテラガイドに完全移行する。このメニュー内では季節の話題が文字情報で提供された。サウンドリンクゲームとマガジン番組は順次廃止され、過去のオリジナルゲーム数作品の再放送のみとなり放送時間も短縮、2000年の放送終了へ向かうこととなる。